ほっと一息のはずが…

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最近は、家事や買い物の時間も惜しんで、ピアノの前に座っているのですが、きょうは諸用をすませに出かけています。

完全にピアノオタク化しており、家族に「目の下にクマができてるぞ」とも言われてます。
いよいよ花粉症マスクも手放せなくなったので、ものすごくアヤシイおばさんです。

写真はアフタヌーンティーです。お気に入りのワイルドストロベリーカップで、アップルティーをいただいてます。でも…指先が固まりそうで、こうしていてもなんだか落ち着きません。

ピアノと私 【初恋編】

教室で悪ふざけをしては、先生に「コンニャク〜!」と怒鳴られていた彼だった。
とにかく落ち着きがなく、身体をくねらせていたからだ。
「コイツ、泣かしちゃおうか」と他の悪ガキと一緒に相談していたことさえあった。
「コイツ」とは、小学生当時の私である。
イヤなヤツだと思っていた。落ち着きのないガキは嫌いだ。

ところがある時、ピアノ教室で、コンニャクと遭遇したのである。
あのモダンな洋風建築の魔法だろうか。
コンニャクは、学校で見た時と まるで別人だった。
声ひとつ出さず、目も合わせない。
彼が黙々と弾くピアノは、繊細でありながら堂々たる迫力があった。
次第に私は、コンニャク少年の弾くピアノの虜になり、そしてコンニャクその人のファンになった。

当時のサイン帳を開くと、クラスメートは皆、私のことを「コンニャク夫人」だの「コンニャクへ」と書いている。
高尾山への遠足で帽子を取り替えてかぶったことくらいしか、「夫人」らしき証拠はないのだけれど。
初恋はその後、淡くも苦い結末を迎えるのだが、今に至るもコンニャクのピアノは私の中で鳴り響いている。

ピアノと私 【練習編】

洋風建築のモダンな家だった。
ベージュの絨毯、吹き抜けの天井、大きな窓越しに映る深緑の庭、グランドピアノ、低いテーブル、籐いす。
レッスンは、先生の自宅で行われ、学校から帰ったら靴下を履き替えていくのが条件だった。
生徒は、おそらく24、5人程度だったと思う。
発表会も、先生のお宅に一同が会して行われた。
全員の演奏(連弾&独奏)が一通り終わると、先生が最優秀賞を1名選んで、アンコール演奏するのが習わしだった。
受賞者は、例年、音大に進学していった。
受賞しながら音大に進学しなかったのは、おそらく私が最初だったろう。
理由は簡単。怠け者だからだ。
残念ながら私は、ピアノのテクニックやハノン教本を地道に練習するだけの忍耐を備えていなかった。
ピアノは趣味で続ければいいと思った。
ミスタッチは練習でカバーするのではなく、ごまかすことに専念した。
こんな私だから、ピアノと向き合うことは、すなわち自分のいいかげんさと向き合うことでもある。
でも、今こそ心から音楽と向き合わなければ、私は一生、自分をごまかし続けることになるだろう。
今度こそ、納得のいくまで、音楽にのめりこんでいたいと思っている。

シューベルトのソナタ♪

シューベルト集 1 (1) (世界音楽全集ピアノ篇) (世界音楽全集ピアノ篇)シューベルト集 1 (1) (世界音楽全集ピアノ篇) (世界音楽全集ピアノ篇)
(1971/08/01)
井口 基成

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これは、のだめが 留学する千秋先輩に追いつきたくて、コンクールに出場する決意をした直後に取り組んだ一次予選の曲。

のだめが ハリセンこと江藤耕造の家で練習していると、「転調には気をつけろ」「ほら、この曲の情景が見えてこないか?」という千秋先輩の声が聞こえてきて、それに励まされて曲を完成させていく。

のだめはこのあと、一次予選通過の報告を千秋に直接伝えるが、千秋からの食事の誘いを断り、ハリセン宅に戻っていく。

「先輩、いつヨーロッパに行くんですか? 春くらいですか?」

と尋ねる のだめに、

「そのうち考える。お前には関係ないだろ。」

という千秋。

「関係ないことないですよ。人には上をめざせなんて言っておいて、自分は何のんきなこと言ってるんですか。・・・先輩は世界に行くべき人なのに。ぐずぐずしとるんじゃなか。ケツの穴の小さか男たいね。」

と言って走り去る のだめ。

シューベルトのソナタも好きだが、本気になると出てくる のだめの九州弁も好き。

私もガンバってピアノの練習しとっとよ。

モーツァルト再会

おみやさんもお気に入りのこの曲。現在、特訓中。
モーツァルト2台のピアノのためのソナタとフーガ  全音ピアノライブラリーモーツァルト2台のピアノのためのソナタとフーガ 全音ピアノライブラリー
(2004/11/20)
モーツァルト

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モーツァルトのソナタは、子どもの頃、通っていたピアノ教室で、イヤというほど弾いた。
「あなたにはモーツァルトが似合う」と言った先生の独断と偏見のために。
高校入学を機にピアノ教室をやめた時、二度とモーツァルトなんか弾くものかと思った。
どの曲も同じパターンの繰り返し。
しかも細かな指のテクニックを要する。
ショパンやドビュッシーのようなロマンもへったくれもなく、ただひたすら練習曲を弾いているような退屈さ。
以後、自分で買った楽譜の中に、モーツァルトは1冊もなかった。

ところが、のだめ効果である。
あれだけ嫌いだったモーツァルトが、なんと懐かしく響くことか。
わが家に2台のピアノはないけれど、録音機能付の電子ピアノで片方のパートを録音すれば、2台演奏が可能なのだ。
2台ならではの低音が奏でる奥行きに身震いさえ感じながら、何十年ぶりかに私はモーツァルトと向き合っている。

しかし、連弾の相手が自分というのは初体験。
「たった○小節で間違えるな〜!」とか「テンポ速い!」「指がもつれてる!」とツッコミながらの作業で、合わせるのも一苦労。
「私って、こういうヤツだった・・・」
と、忘れていた自分の癖にも再会。

なんせ飽きっぽい自分のことだから、いつまで続くかアヤシイけれど、今年こそはピアノを使いこなす年にしたい。
初任給で買って以来、埃は積もる一方なのだから。
プロフィール

Author:絵本の虫
怠け癖があります。いいかげんな奴ですが、よろしくお願いします。

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